肝心なのは観察・防除
元気でいるために大切なことは植物も人間も同じ「健康管理」です。もちろん、植物は自分で動くことができませんから、私たち人間の気配りが重要になってきます。
ポイントをつかめば、それほど難しいことではありませんので、実行してみてください。
■Ⅰ観察 ~病害虫の早期発見を目指す!~
1日1度のごあいさつ
1日1度の見回りが、病気や害虫の早期発見につながります。これらはまず葉裏に発生しやすいので、葉裏のチェックは特に念入りに。害を受けやすい若い芽なども同様に。
ビニール袋やハサミを持って 観察しよう
孵化(ふか)して間もない毛虫は葉裏に群がっているので、見つけたらすぐに葉ごと切り取って処理をしましょう。病斑が出た葉は、害がまだ少なければ切り取って処理します。見回りの際にすぐ作業できるように道具を持っていれば、処理を後回しにしなくてすみます。
■Ⅱ予防 ~病害虫に負けないようにすこやかに育てたい~
よい環境は病害虫を近づけにくい
高温多湿は病気や害虫にとって絶好の条件。間引きや剪定(せんてい)をして、風通し、日当たりのよい環境を整えてやりましょう。
前の年をふり返ってみよう
一度かかった病気は再発する可能性が高いので、前の年に病害が発生した時期の2週間ぐらい前に殺菌剤を散布すると効果的です。
植物だって過保護はダメ
肥料(特にチッソ肥料)のやりすぎは、植物を軟弱にします。適量を守るようにしましょう。
チョウやガを見かけたら・・・?
チョウやガを見かけたら、すぐに葉裏をチェック!!卵を産みつけられている可能性があります。
■Ⅲ駆除 ~やっつける時は徹底的に!!~
一網打尽は難しい・・・?
害虫や病原菌は、見えないところに潜んでいたり、発生をくり返したりします。ですから殺虫剤や殺菌剤の散布は1回では不十分。様子を見ながら何日かおきに2~3回散布してみましょう。
花と緑に関するご相談は「公益財団法人 大津市公園緑地協会」までお気軽にお尋ねください。
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